授かるための身体づくり

妊活中は男性もお酒を控えたほうがいい?

妊活中や妊娠中の女性にとってアルコールを摂取することはリスクがあると言われています。
では、「男性がお酒を飲むことで起こるリスクは?」と気になったことはないですか?

妊活と言われると女性のことばかりで、男性が気を付けるべきことはあまり知られてないですよね。
妊活中の女性であれば、赤ちゃんを授かる大事な体だからと、アルコールを控えていらっしゃる方も多いでしょう。

ですが、男性は赤ちゃんを作るためにアルコールを控えようとはなかなか思えない人が多いようです。
今回は、男性の妊活とお酒の関係について書いていきますね。

お酒って男性不妊に関係あるの?


不妊の原因には、大きく分けると女性側の原因、男性側の原因、男女ともに原因がある場合、そして原因不明があります。
また、近年では男性不妊が増えてきており、今では不妊原因の約50%が男性側であると言われています(男性側24%、男女とも24%)

昔に比べて生活習慣や食生活などが変化してきていることが影響しているのかもしれませんね。
特に男性は仕事のストレスや付き合いなどでお酒を飲む回数や量が増えます。
仕事の付き合いであれば、なかなか断りにくいこともあるでしょう。

しかし、過度なアルコール摂取は体へ多大な影響を及ぼします。
一般的には高血圧や肝臓、脳などに影響があると言われています。
そして、あまり知られていませんが、実は生殖機能への影響もあるのです。
生殖機能と言えば、妊活に大切な機能ですよね。
アルコールを過剰に摂取することで勃起障害や射精障害などが起こると言われています。
また、精子の質にも影響が出ると言われています。
1年のうちに排卵する日は限られているため、そんな時に勃起障害や射精障害、精子の質に影響が出てしまうと、チャンスが減ってしまいます。

不妊治療中である私と主人は元々お酒が好きで、ときどき週末に夫婦でお酒を飲むことも楽しみのひとつになっています。
妊活中はお酒を控えなければいけないということは分かっていても、やっぱり飲みたくなる時ってあるんですよね。
だから、お酒をやめられない男性の気持ちも多少はわかります。

不妊治療を始めたころ、私の主人は精子の運動率が悪く、医師から漢方薬などを処方されていました。
独身の頃はよく飲みに行っていたとのことで、飲酒の影響も考え、お互いの生活習慣を見直すことにしました。
そのおかげで、今では精子の異常や運動率などを指摘されることはなくなりました。

最近、ある出来事がありました。
私の採卵日に主人も採精をする予定でした。
でも、採精前日に主人には飲み会の予定が入っていたんです。

私はそのことが気になり、担当医師にアルコールについて聞いたところ、
「できるなら控えたほうがいい」と言われました。
やはり、不妊とアルコールは関係があるんですね。

適度な飲酒量はどのくらい?


妊活中は、排卵日前後やタイミングを取った後など、特に飲酒に気をつけなければいけないときはあります。
ですが、長い妊活期間の中で完全にお酒をやめることは、ストレスに感じてしまうという方もいるでしょう。

では、お酒の適量とはどのくらいなのでしょうか。

厚生労働省では、節度のある適度な飲酒の量を1日平均純アルコールで20g程度とされています。

 酒類別のアルコール約20gを含む量

・ビール          500ml
・日本酒        一合(180ml)
・焼酎           0.6(110ml)
・ウイスキー     ダブル1(60ml)
・ワイン          4分の1(180ml)
・缶チューハイ  1.5(500ml)

20gってかなり少ないですよね。
もともとお酒が好きな人にとっては物足りない量です。
過度な飲酒は体に悪影響を及ぼしますが、ほど良い量のお酒は血流を良くしたり、リラックスさせる効果もあるようです。

お酒を飲むと気分が良くなるのは、普段、理性を司っている大脳新皮質の働きがアルコールによって鈍くなるためです。
それによって気分が高揚し、元気も出てきます。

また、ワインやウイスキーなどの香りにはリラックス効果があり、ビールの原料であるホップの香りには気分を落ち着かせるというアロマ効果もあるようです。

適量を守りながら、自分のペースでゆっくりお酒を楽しむことは、ストレス解消にもつながるんですね。

これから妊活を始めようと思っている人、妊活中でなかなかお酒をやめることができない人は、今からでも飲酒量を適量にするよう心がけましょう。
妊活中であれば男性も女性も禁酒をすることが必要という意見もありますし、時々飲むくらいならそれほど影響はないと言う方もいます。
色々な考え方があるということですね。

私もリセットした時にはお酒を飲みますが、採卵前や胚移植前には1滴も飲まずに過ごしています。
主人も私が飲まないときは一緒に飲まないようにしてくれています。

1000かで考えるのではなく、採卵前や胚移植前など、体に与える影響が高い時はお酒を飲まない。
リセットした時など、体に与える影響が低い時は、適量を守りながらリラックス目的でお酒を楽しむ。

しっかりとメリハリをつけることが大切なのかもしれませんね。

まとめ

妊活中の男性でもお酒を控える必要がある

過度のアルコールは体への影響が大きい

③ストレスを溜めることなく、アルコールの摂取量を減らす

旦那さんに「妊活中はお酒をやめてほしい」と言っても素直に受け入れてくれる人ってなかなかいないですよね。
でも、アルコールの摂取量をストレスなく減らしていくことはできると思います。

毎日晩酌している量を減らす、飲みに行く回数を減らすなど、自分に合ったお酒の飲み方と妊活中の生活習慣を変えてみることも必要ではないでしょうか。
妊活のためだけでなく、健康のためにもお酒はほどほどにしていきましょう。

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あーたん

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子供の服を作るのが夢。夫婦仲良く妊活中です。