ダイエットのために実践している方も多い糖質制限。
その糖質制限が、じつは妊活にも関係していることを知っていますか?
今回は、糖質制限と妊活の関係についてご紹介します。
Contents
糖質制限とは?
糖質制限とは、炭水化物の摂取を減らすことです。
炭水化物は、糖質と食物繊維でできています。
そのため、過剰に摂取すると、エネルギーとして使われなかった糖質は糖分に変わり、脂肪として蓄積されていきます。
糖質は血糖値を上昇させるものでもあるため、妊活に影響があるとも言われています。
糖質制限をすることで、脂肪の蓄積を抑えるだけでなく、コレステロールや血糖値を下げる効果もあるので、メリットがたくさんありますね。
しかし、間違った糖質制限をしてしまうと、健康にも悪影響となってしまうので注意が必要です。
糖質制限をする時のポイント
糖質制限は普段の半分までにする
1日の糖質摂取量は、平均270gです。
その半分の135g程度に制限すると良いとされています。
ご飯で考えると、1杯で55gぐらいの糖質があるため、1食分減らすだけで、十分糖質制限になりますよ。
たんぱく質や脂質をしっかり摂る
糖質を減らすと、1日の摂取カロリーが減ってしまいます。
糖質を減らした分、たんぱく質や脂質をしっかり摂ることが大切です。
食物繊維をしっかり食べる
先述したとおり、炭水化物は糖質と食物繊維でできています。
その炭水化物を制限すると、食物繊維も減らすことになります。
食物繊維の摂取が減ることで便秘になることもあるため、野菜や海藻類などの食物繊維をしっかり摂取しましょう。
妊娠と糖質制限の関係とは?
糖質は、血糖値を上昇させるだけではありません。
糖質を過剰に摂取すると、体の中でたんぱく質と糖が結合して、細胞を劣化させる「糖化」という現象が起きます。
この糖化は血流を悪くする原因となってしまいます。
多くの女性の悩みである体の冷えは、血行不良が原因といわれています。
体の冷えると子宮や卵巣の血流も悪くなり、卵子の老化にもつながってしまいます。
糖質の過剰摂取による糖化を抑えるためには、普段の食生活を改善する必要があります。
そのため、糖質制限が重要になってきます。
糖質制限をすることで、卵子の老化や冷えが抑えられるなら、すぐに実践したいですね。
私も体の冷えに悩んでいました。
ですので、夕飯は白米を食べないようにして、糖質制限を実践しています。
ご飯が食べたいと思ったら、玄米を混ぜて食べるようにしていますよ。
糖質制限中はどんなものを食べたらいいの?
糖質制限する際、どのような食材を選べばよいのでしょう?
それでは糖質の多いもの、少ないものを一部ご紹介します。
糖質が多いもの
・穀類(ごはん、パン類、小麦粉など)
・イモ類(サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなど)
・野菜類(かぼちゃ、とうもろこしなど)
・甘味料(砂糖、はちみつ、グラニュー糖など)
糖質が少ないもの
・こんにゃく
・大豆製品
・パルスイートやラカントSなどの人工甘味料
・緑黄色野菜や根菜
・肉類や魚類
・乳製品や卵類
主食を制限すると、物足りないと思う方も多いと思います。
糖質の低い食品を上手に使えば、食事量を減らすことなく糖質を抑えることができます。
最近では、糖質制限ができるレシピ本もたくさん出ているので、参考にしてみるのもいいですね。
糖質を制限するために代替品を使うと思いますが、その時に気を付けたいのが塩分です。チーズや味噌汁などは、糖分は少ないですが、塩分が多いものもあります。
まとめ
①糖質制限とは、炭水化物の摂取を減らすこと
②炭水化物は糖質と食物繊維からできている
③糖質制限で大切なことは、制限は半分程度までにする
たんぱく質や脂質、物繊維をしっかり食べる
④糖質が卵巣や子宮への血流を低下させ、卵子の老化につながる
糖質を制限することで、卵子の老化の進行を遅らせることができるなら、ぜひ実践したいですね。
しかし、食べたいものを制限し過ぎるとストレスが溜まってしまいます。
ときには息抜きをしながら、バランスよく糖質制限をすることも大切ですよ。
あーたん
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