授かるための身体づくり

妊活に呼吸法は関係あるの? 呼吸が与える影響とは?

人が生きていくうえで大切な呼吸。
みなさんは呼吸を意識したことはありますか?

数年前にロングブレスダイエットというものが流行りましたよね。
やっていた方も多いのではないでしょうか。
これは、酸素を多く取り入れることで、脂肪が燃焼しやすくなるというしくみがあるためです。

呼吸はやり方によって、ダイエットだけでなく健康維持にもつながると言われています。
また、妊活には腹式呼吸がいいと言われますが、それはなぜでしょうか?

今回は、呼吸が体に与える効果や妊活にいいとされる呼吸についてご紹介します。

呼吸法の違いとは?

呼吸には以下の2つの方法があります。

腹式呼吸
肺の下の横隔膜を下げることで肺に空気を吸い込む(深い呼吸)

胸式呼吸
肋骨の間にある筋肉を伸び縮みさせ、肺を横に広げることで、空気を吸い込む
(浅い呼吸)

 

胸式呼吸より腹式呼吸のほうが体の中に多くの空気を取り入れることができます。

呼吸は自律神経にも関係します。
ストレスを感じたり睡眠不足になると、体の緊張状態が持続し呼吸が浅くなります。

これが、胸式呼吸です。
胸式呼吸が続くと、交感神経が働くことで、体の表面の血流はよくなります。
しかし、内臓や生殖器への血流が悪くなるため、冷え性の原因にもなります。

それに比べて腹式呼吸は、お腹を膨らませて呼吸をすることで、副交感神経が働きます。
腹式呼吸で内臓が動くことで、体の内側の血流が増えます。

呼吸が浅いのは体に良くないの?


腹式呼吸が健康維持にいいと言われますが、呼吸が浅くなると、体にはどんな影響があるのでしょうか?

みなさんも日常生活の中で呼吸が浅くなっているときはありませんか?

スマートフォンを操作していたり、仕事などでパソコンをしていたり、何かに夢中になっているときなどいろいろな場面で呼吸が浅くなると思います。

私も、スマートフォンでネットサーフィンやゲームをしていたり、趣味の作業をしているときには呼吸が浅くなります。
それに気づいて、たまに深呼吸をすることもあります。
これは、長時間下を向いていることが原因です。

呼吸が浅くなると、自律神経が乱れることから、イライラしやすくなったり不安感を抱くなど、心が不安定になると言われています。
また、疲れやすくなったり、体の不調が現れることもあります。

呼吸が浅いと体の内側の血流が悪くなるだけでなく、体内の酸素が足りなくてエネルギーを作ることができなくなってしまうそうです。

呼吸は無意識にやっていることなので、意識をするということが難しいですよね。
仕事の合間や気づいたときなどに、ゆっくり深呼吸をしてみましょう。
心のバランスを整えるためにも、深く呼吸することを少し意識するのもいいですよ。

妊娠力がアップする呼吸法


赤ちゃんを授かるためには、冷え性改善をすることも大切ですが、骨盤内の血流もよくしておくことが大切です。
そのため、先ほどお話しした、お腹を動かす腹式呼吸がいいと言われます。

運動やヨガなどをやっている人なら腹式呼吸の方法はご存知だと思います。
しかし、正しい腹式呼吸でなければ、体にいい効果は与えられません。

では、正しい腹式呼吸はどのようにやるのでしょう。

正しい腹式呼吸の仕方

1.背筋を伸ばして肩の力を抜く

2.口から細く、長く息を吐く

3.吐ききったら、鼻から息を吸う

4.2~3秒息を止めて、口からゆっくり吐く

これを10回ほど、起床時や就寝前、リラックスしたいときに行うとよいでしょう。

自律神経のバランスを整えるとともに、体の緊張をほぐすこともできるため、妊娠しやすい体づくり繋がりますね。

私は以前、自宅でDVDを見ながら主人とヨガをやっていたことがあるんです。
ヨガはポーズよりも呼吸法が重要とされています。
そのため、深い呼吸をしながらいろいろな姿勢をすることで、体の中から温まるのが実感できました。
今では、冷え性も改善して、体温も上がっています。

まとめ

①呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸がある

②腹式呼吸をすることで、体の内側の血流がよくなり、冷え性改善にもつながる

③呼吸が浅いと、心のバランスが崩れ、体にも不調が現れる

④妊娠しやすい体づくりには腹式呼吸が大切

毎日、無意識にしている呼吸。
呼吸が浅くなる習慣はいろいろな場面にあります。
浅い呼吸で体や心に不調をきたさないように、少しずつ呼吸の習慣を変えるのもいいですね。

妊活には、呼吸も大切です。
心も体もリラックスさせて、妊娠しやすい体を目指しましょう。

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あーたん

あーたん

子供の服を作るのが夢。夫婦仲良く妊活中です。