排卵時期に風邪で発熱!! 妊活への影響は? 薬は飲んでも大丈夫?

年に十数回しかない大切な排卵日。
そんな排卵日の前後に風邪をひいて熱が出てしまったら、妊活にどんな影響があるのか気になりませんか？
体調が悪いから薬を飲みたいけど、悪影響があっても困るし…。
今回は、風邪による発熱と排卵への影響について紹介していきます。

Contents

排卵時期に風邪で熱がでるとどうなるの？
- - ①基礎体温が乱れる
  - ②体調が悪くなり、性交が困難になる
排卵日前後に風邪で熱が出ると排卵は遅れるの？
排卵日前後に薬を飲んでも大丈夫？
排卵時期に風邪をひかないための予防策は？
まとめ

排卵時期に風邪で熱がでるとどうなるの？

①基礎体温が乱れる

妊活のためには基礎体温は欠かせませんよね。
基礎体温を見ることによって、排卵日や生理日の予測を立てることが出来ます。
しかし、風邪をひいて熱が出てしまうと、正しい基礎体温がわからなくなってしまいます。その結果、低温期と高温期の境目がわからなくなり、排卵日の特定が困難になってしまいます。

②体調が悪くなり、性交が困難になる

熱があるときは、何もせずベッドの中で一日横になっていたいですよね。
体がつらくて、性交をしようにもできなくなってしまいます。
自分は何とかタイミングをとろうとして、体調を心配した旦那さんと喧嘩になってしまう、なんてことも起こりえますよね。

排卵日前後に風邪で熱が出ると排卵は遅れるの？

熱が出ると、排卵に影響があるのでは？と思いませんか？
様々調べてみましたが、熱が出ると確実に排卵が遅れるという事実はないようです。
しかし、熱がある周期は排卵が遅れた！という方も一定数いらっしゃるようですね。

排卵日前後に薬を飲んでも大丈夫？

熱があるときは体がつらいので、薬を飲んで熱を下げたくなりますね。
しかし、実は解熱鎮痛剤には排卵抑制作用があるという医学論文が発表されています。
排卵しなければもちろん受精もできないので、妊娠成立はあり得ないですよね。
しかも、排卵しなかった卵は「黄体化未破裂卵胞（LUF）」となって卵巣の中に残ってしまいます。

この「黄体化未破裂卵胞（LUF）」というのは、とても厄介者です。
卵巣の中にLUFが存在していると、次の周期の卵の成長を妨げてしまいます。

その結果、

①LUFが発生してしまった周期
②LUFが残っているせいで次の卵が成長できなかった周期

この2周期の間、妊活がストップしてしまうのです！

私は薬とは関係なくこのLUFが出来やすい体質で、ここ数か月は①と②の周期を繰り返してしまっています。

”LUFが出来た”とわかった瞬間、
「これまでの努力はなんだったのだろう…」
「これから１か月、ただ時間が過ぎるのを待つしかないなんて…」
という絶望感でいっぱいになります。

この記事を読んでいるあなたには、このような思いをしてほしくありません。
そのためにも、安易な解熱鎮痛剤の服用は避けた方がよいですね。

排卵時期に風邪をひかないための予防策は？

排卵日前後に風邪をひくのは、本当によくないことばかりでしたね。
風邪をひかないために、日頃から心がけた方がよい予防法をいくつかご紹介します。

①手洗い、うがい、マスク

まずは基本ですが、手洗い、うがい、マスクを着けるなど、ウイルスを体内に入れないことが大切です。

病院のスタッフって、毎日たくさんの患者さんに接しているのに、なかなか風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりしないですよね。
それは、病院のスタッフがとてもこまめに手を洗って、ウイルスを体から洗い流しているからなんですよ。
うがいは口のなかに入ってしまったウイルスを追い出してしまうので、こちらも効果的です。

マスクはそもそもウイルスが体内に入るのを防いでくれます。
少し息苦しくなってしまいますが、隙間なく顔を覆うようにマスクを着けることが重要です。