授かるための身体づくり

妊活中は運動しても大丈夫?妊活への運動の影響と効果的な運動実践法

「妊娠初期は無理しないように」とよく言われるけど、
「妊活中の運動も控えた方がいいのかな?」と迷っていませんか?
今回は運動によって妊活にどのような影響があるのか、そして運動するならどんなものが良いのかについてご紹介していきます。

妊活中に運動することのメリット

血流の改善

運動すると身体がポカポカと温まりますよね。
これは全身に血液が巡った証拠です。
血液には栄養や、女性ホルモンが含まれています。

この栄養や女性ホルモンを卵巣や子宮に届けることが、妊活ではとても重要になります。

栄養や女性ホルモンがたっぷり卵巣に届けば、質の良い卵子が育ち、いい排卵に繋がるからです。
また、子宮には、子宮内膜という受精卵のベッドが用意されています。
この子宮内膜にはたくさんの血管が張り巡らされていて、血流が良くなる程子宮内膜も厚くなります。
この子宮内膜が厚くなると、受精卵のベッドがふかふかになって着床しやすい状態になります。
私たちも硬いベッドより、ふかふかのベッドの方が気持ちがいいものです。
きっと受精卵も同じなんでしょうね。

②ストレス解消

運動をすると、セロトニンとエンドルフィンというホルモンが放出されます。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれる物質で、精神を安定させたり、感情や気分のコントロールをしたりする作用があります。
エンドルフィンは別名「脳内麻薬様物質」と呼ばれるもので、強い鎮静作用と幸福感をもたらす作用があります。

マラソン選手が長時間走っていると、苦しさがなくなり、幸せな気持ちになるという話を聞いたことはありませんか?
これはランナーズハイと呼ばれる現象なのですが、この現象はエンドルフィンによってもたらされるという説もあります。
セロトニンとエンドルフィンが放出されることによって、ストレス解消作用が期待できます。

妊活にとってストレスは大敵なので、適度な運動によるストレス解消は、妊活に良い影響を与えるということになります。

③活性酸素の増加

活性酸素は、人間の体内では細胞を傷つける作用があります。
細胞を傷つけることにより、卵子の質が悪くなったり、受精・着床障害が起きたりする可能性があります。
活性酸素は、激しい運動をすると大量に発生してしまうのです。
ですから、あまり激しすぎる運動は避けた方が良いでしょう。

ストイックに体を鍛えることで有名な釈由美子さんも、体質改善していた時期には、ハードなワークアウトからゆるいホットヨガやストレッチなどに切り替えて行なっていたそうですよ!

妊活中はどんな運動をしたらいいの?

ここまでの話をまとめると、運動はした方がいいけど、激しすぎる運動は避けた方がいいということになりますね。
ここからは、オススメの運動をご紹介しますね。

①ストレッチ


ストレッチをすることによって筋肉の緊張がほぐれ、血行が良くなります。
また、リラックス効果を得ることができます。

私は妊活のためにストレッチを始めたのですが、これだけで疲労回復効果を感じます。
最近ではやらないと翌日、体の疲れが取れなくて辛く感じるようになりました。

最近はインターネットやYouTubeで気軽にストレッチのやり方を調べることができますね。詳しく知りたい方は本を読むのもいいですよ。
お風呂上がりに行うとより効果的です。

②ヨガ


ヨガは、呼吸とポーズ、瞑想を行うことで、心と体の安定をはかることができます。
ゆったりとした呼吸を意識しながらポーズをとるので、息が上がってしまうこともなく、リラックス効果が期待できます。
ヨガ専門のスタジオや、スポーツジムなどでヨガ教室をしているところもあるので、先生からしっかり教わることも出来ますね。

私はYouTubeでお気に入りの先生を見つけて、その先生がアップする動画を見て実践していますよ。

③ウォーキング


ウォーキングは手軽に出来る全身運動です。
腕を大きく振って大股に歩くことで、より全身に血液を届けることが出来ます。
ペースが早くなりすぎると息が上がってハードになりすぎてしまうので、おしゃべりしながら続けられるくらいがベストです。
忙しくてウォーキングの時間を作るのが難しい方は、通勤や買い物の際に歩く距離を少しずつ増やすといいでしょう。
旦那さんと休日にお散歩デートもいいですね。

まとめ

①運動によって血流改善効果が得られ、子宮や卵巣に良い影響を与えることが出来る

②運動にはストレス解消効果もある

③激しすぎる運動は活性酸素を大量発生させてしまうので、避けた方がよい

④オススメの運動はストレッチ、ヨガ、ウォーキング

ただ運動すればいいというわけではなく、「適度な強度で運動した方がよい」というのは目からウロコでした!

「真面目に運動しなきゃ!」と思うと、ストレスに感じてしまうかもしれません。
少しずつでいいので、適度な運動を日々の生活に取り入れていきましょうね。

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のびのびのんちゃん

のびのびのんちゃん

北国生まれの医療人。コウノトリを気長に待っています。夢は旦那さんと世界のディズニーランド制覇!Twitterやってます。左のアイコンからどうぞ♪