クロミッドを使うと双子が生まれるってホント?

深田恭子さん主演のドラマ「隣の家族は青く見える」は見ていましたか？
妊活夫婦のリアルを深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じていましたね。
そのドラマのなかで「クロミッド」という薬を、深田恭子さん演じる五十嵐奈々が飲んでいました。

今回はこのクロミッドという薬についてご紹介します。
双子が生まれやすくなるという噂もきかれますが、その真相についてもご紹介します。

クロミッドとは?

クロミッドとは排卵誘発剤の一種です。
排卵誘発剤とは、卵巣に作用して排卵を促す作用のある薬のことをいいます。

排卵誘発剤には以下の二種類があります

クロミッドは、①卵巣内の卵胞が育つのを助けてくれるものにあたります。
他の排卵誘発剤に比べて作用が緩やかなことが特徴です。

クロミッドは使用可能となる患者さんの範囲が広く、

などの患者さんに使われます。

服用方法は?

クロミッドは一錠50mgの錠剤です。
最初は月経開始日の2〜5日目から1日1錠飲みます。
飲む期間は連続する3〜5日間です。

まずはこの条件で服用を開始し、経膣エコーと基礎体温で卵胞の育ち具合をみます。
もし育ちが良くないようであれば、薬を1日2錠にしたり、飲む期間を調節したりします。他の排卵誘発剤は注射薬が多いので、飲み薬なのは助かりますね。

クロミッドを使うと双子が生まれやすいの？副作用は?

クロミッドはとてもいい薬のように思われますが、実は副作用もあります。
ここからは気になる副作用についてご紹介していきます。

副作用は心配なものもありますが、薬の量を適切に調節すれば最小限のデメリットで最大限のメリットを得ることができます。

処方された場合は自己判断で飲み方を変えることなく、医師の指示通りに飲みましょう。

①頸管粘液が減る

頸管粘液とは、子宮頸管という子宮の入り口付近から分泌される粘液のことです。
この粘液は精子が泳いで子宮内に入り込むのを助けてくれます。
この頸管粘液が少ないと、精子が子宮内に侵入出来ないため、卵子と受精することが出来なくなります。

②子宮内膜が薄くなる

子宮内膜は、子宮の中にある受精卵のベッドのことです。
子宮内膜が厚いと、ベッドがふかふかになり、着床しやすくなります。
しかし、クロッドを服用すると子宮内膜の厚みが減ってしまうので、受精卵が着床しにくくなってしまいます。

③双子がうまれやすい

クロミッドは卵胞が育つのを助けるため、卵胞が2個以上育ってしまうことがあります。
2個以上育った卵胞の全てが排卵して受精すると、双子や三つ子となる可能性あります。
クロミッドを飲んで妊娠した場合、5%程度の確率で双子になると言われています。
自然妊娠での双子の確率は1%と言われていますので、双子が生まれる確率は上がるということになります。

双子はかわいいし、2人以上の子供を望む人にとっては一度の出産で2人産まれるのはメリットのように感じますが、双子の妊娠は安定期がないと言われるほどリスクが高いことも事実です。
早産をはじめ、妊娠中毒症など赤ちゃんにもお母さんにも危険が伴いますので、安易に双子を望むのはよくありません。

 初めての出産で双子を育てるのは大変？

とはいえ、もちろん双子を授かる可能性もあります。

子供1人の育児でも大変そうなのに、初めての出産で双子を育てるなんて出来るのだろうかと不安に思いませんか？
双子育児は確かに大変そうですが、楽しさは2倍以上のようです！

アメブロの子育てジャンルで常に上位にいるミハイロさんのブログ
「コウノトリが二羽飛んできた〜育児絵日記」は、双子の男の子育児に翻弄されるパパ目線のブログです。

思わずクスッと笑ってしまう日常の出来事を紹介してくれていますよ。

また、双子以上限定のパパママサークルも、各地にあります。
パパママ同士交流したり双子ならではの相談をしたりして、息抜き出来るそうですよ。

まとめ

①クロミッドとは排卵誘発剤の一種で、卵胞の成長を助ける

②飲み方は生理2〜5日目から1日1錠3〜5日連連続して飲みはじめる

③副作用もあるが、医師と相談して用法用量を守って飲むことで、最大限のメリットと最小限のデメリットを得ることが出来る

④副作用は頸管粘液の減少、子宮内膜の減少、双子妊娠の確率上昇などがある

⑤双子育児は確かに大変だが楽しさは2倍以上！ブログで双子育児を紹介している人もいる。

クロミッドはメリットもデメリットもある薬です。
必ず主治医と相談して、指示通りに飲みましょうね。