妊活と仕事の両立

妊活と職場の板挟み…。どうしたらうまくいく?

仕事をしているあなたは、このような悩みを感じていませんか?

・妊活を始めたいけど、職場がNGの雰囲気…

・不妊治療のために通院したいけど、職場に理解してもらえるかな?

・職場も大事にしたいけど、妊活のタイムリミットも心配…

妊活も仕事もどちらも大切にしているからこその悩みですよね。

この記事では、妊活と仕事の両立についてお話しします。

今回は、私の実体験に基づいてご紹介していきますね。

・職場に妊活を理解してもらうにはどうしたらいいか

・上司から見た、妊活を伝えてもらうメリット

・自分の気持ちの整理のつけ方

 

職場に妊活のことをどうやって理解してもらう?


私は不妊治療についてかなりオープンに打ち明けています。

最低限「○日~○日まで誘発の注射です。その後△日辺りに休むことになりそうです。」といった内容は話しています。

人によって聞きたがる人、聞きたがらない人さまざまですが、聞きたがらない人には休みの日程だけ伝えます。
聞きたがる人には治療の流れや内容まで、比較的赤裸々に話しています。

というのも、「どうして休むのか」がわかれば、休みに対してより理解してもらえるからです。

採卵の日や移植の日はずらせないですよね。

「○○の理由で、この日でないとダメなんです」ということを誠実に話せば、「そうか、しょうがないな」と大抵理解してもらえます。

職場の上司にとって、部下から妊活を伝えてもらうメリットは?

私は臨床検査技師という仕事をしています。
仕事の立場上、「どうすれば現場を回すことができるか?」を考えて仕事をしています。

そのような立場からすると、ひとりひとりの抱えている事情を話してもらった方が助かるのです。

家庭の事情や体調不良で急に休んだり、仕事が長期間できなくなるということは誰しもあり得ます。

そういったリスクは常に考えますが、見通しが立つとやはり職場として予定や計画を立てやすくなります。

「この日に○○さんが休むから、フォローを誰に頼もうかな」

「△△さんは妊娠したら産休育休取るから、それまでに後継者育てないといけないな」

など、その日だけでなく中長期的な視点を持つことができるのです。

自分がこのように感じるからこそ、私も自分の上司に不妊治療について打ち明けています。

職場がうまく回らないのは上司のマネジメント不足


過激な発言になりますが、スタッフ1人が抜けて回らなくなるのであれば、それは上司のマネジメント能力が不足しているのではないかと私は思います。

1人抜けても通常通り現場を回せるようにしておくのは上司の役目です。

職場が回らなくなるからと言って、あなたが思いつめたり、責任を感じたりする必要はありません。
それをフォローし、どうしていくかを考えるのも上司の仕事なのですから。

仕事も妊活も大切、気持ちにどう折り合いをつける?


もともと私は仕事人間でした。

医療職なので夜勤もありましたが、それとは別に夜間の緊急呼び出しにも対応していましたし、日本全国飛び回って研修会に参加していました。

ですが、結婚するとき、同時に妊娠出産のことも考えました。

私にとってより大切なのは仕事なのか、それとも家庭なのか。
そう考えたときに、私は家庭の方が大切だと思いました。

極端なことを言えば、仕事は私の代わりの人がいくらでもいます。
私が転職したくなったら、選り好みしなければ代わりの仕事もきっとあるでしょう。

しかし、家族には代わりはいないのです。

将来どちらかを失うことになった時、後悔するのはどちらだろうと思うと、私は家族であり妊活だと思いました。
ですから、私は仕事をセーブして妊活に取り組むことにしました。

もちろん、この考えが正しいとか、押し付けようなどとは思っていません。

あなたの人生はあなたが決めるものです。

ですから、あなたが後悔しないための選択や努力をしてほしいと私は思います。

休みを取るために職場で私がやっていること

いくら妊活の事情を伝えていても、むやみやたらに有給をとってばかりでは反感を買ってしまいます。

自分も相手も気持ちよく有給をとるために、私はいくつか心がけていることがあります。

具体的にどんなことをしているかについては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

不妊治療と仕事の両立って出来る? 両立するための工夫とは?ドラマ「隣の家族は青く見える」で主人公の奈々は仕事と治療の両立に悩んでいましたね。同僚に陰口を言われるなど、かわいそうな状況もありました...

まとめ

仕事も妊活も、どちらも大切ですよね。
その気持ちは、私もよくわかります。

しかし、職場のご機嫌をずっとうかがっていては、妊活や不妊治療に踏み切れないこともあります。

大切なのはあなたの気持ちです。

仕事をどうしたいのか。
妊活をどうしたいのか。
どうしたら後悔のない人生を送れるのか。

もちろん、あっさり割り切れるものではありません。
迷いながらでいいんです。
でも自分の気持ちに正直になって、人生の選択をしてほしいと思います。

そして、妊活を優先すると決めたら、職場に不妊治療のことを理解してもらわなければなりません。
私は自分の状況を伝えることで何とか職場に理解してもらえています。

あなたの参考になれば嬉しいです。

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のびのびのんちゃん

のびのびのんちゃん

北国生まれの医療人。コウノトリを気長に待っています。夢は旦那さんと世界のディズニーランド制覇!Twitterやってます。左のアイコンからどうぞ♪