妊娠の兆しっていつから?どんなものがあるの?

排卵後から次の生理予定日までは、妊娠したかどうかソワソワする時期ですね。
私も、高温期の基礎体温は毎朝ドキドキしながら測っています。
今回は、妊娠の兆しがいつどのように現れるのか、そしてすべての人に現れるのかについてご紹介します。

妊娠週数の数え方

妊娠期間は40週といいますが、正しい妊娠週数の数え方を知っていますか？
意外なことに、妊娠週数は最終生理開始日から数えます。

最終生理開始日を0週0日として数え始め、生理周期が28日の人の場合は2週0日頃に排卵、3週頃に着床するといわれています。
そして生理周期が28日周期の人の場合は4週0日が次の生理予定日となります。
まだ排卵もしていない段階から数えるなんてびっくりしてしまいますね。

妊娠超初期症状とは

妊娠0週0日から3週6日の時期のことを「妊娠超初期」と呼ぶことがあります。
この「妊娠超初期」のうち、着床後の妊娠3週目頃から体調の変化を感じることがあります。

このような症状を「妊娠超初期症状」といいます。

妊娠超初期症状がおこると、妊娠の兆しがみえてきた！と思いますが、この時期はまだ妊娠検査薬が使えないので、妊娠を確定することはできません。

妊娠の兆しがなくてもおかしいことではない

妊婦さんのなかでもつわりの重い人や軽い人がいるように、妊娠超初期症状も現われやすい人と現われにくい人がいます。
ですから、妊娠超初期症状が起こらなくてもおかしいということではありません。

また、妊娠していることが分かった後で「そういえばあの時の体調不良は妊娠の兆しだったのかも」と思う方も多いようですね。

ではここからは、よく聞かれる妊娠の兆しについて紹介していきます。

妊娠の兆しってどんなものがあるの？

①インプランテーションディップ

インプランテーョンディップという現象、聞いたことはありますか？
日本ではあまり聞かれないのですが、海外ではメジャーな妊娠の兆しだそうです。

インプランテーションディップとは、排卵後の高温期のうち、着床時期に基礎体温がガクッと低下する現象のことを言います。
基礎体温が低下するとつい落ち込んでしまいますが、「妊娠の兆しかも！」と思うとちょっと嬉しい現象ですね。

インプランテーションディップの特徴は、体温の低下が持続しないということです。
低下するのは１日か長くても２日程度で、３日以上低下が持続する場合には低温期に入ったと考えるのが自然ですよ。

②高温期の二段上がり

高温期の二段上がりは、先ほどのインプランテーションディップとは逆に、着床時期を境に高温期がさらに上昇する現象のことをいいます。

この現象は、元助産師の福さんという方が自身の経験をもとに提唱したものです。
高温期の二段上がりの場合、高温が二段階上昇した後、持続または緩やかに上昇を続けるという特徴がありますよ。

③風邪のような症状を感じる

妊娠が成立すると、高温期が持続します。
その影響で、いつもより熱っぽく感じたり、だるさを感じたりすることがあります。
妊娠検査薬が反応しない時期なので、「風邪かな？」と思ってつい風邪薬を飲みたくなってしまいますね。
しかし、もし妊娠していたらと思うと、安易な薬の服用は考え物です。

妊娠超初期の薬の服用について日本産婦人科学会のHPで紹介されていましたので、要点をまとめてみました。

この要点②によると、薬の服用によって着床が妨げられたり、妊娠が成立しても流産したりする可能性があるということです！

せっかく妊娠の兆しがあるのに、そのせいで残念な結果になるのは避けたいですよね。
ですから、自己判断での薬の服用は避けた方が無難です。
どうしても薬に頼りたい場合には、病院に行って妊娠の可能性があることを伝えたうえで、薬を処方してもらいましょう。

体調が悪いときには無理をせず、仕事や家事を思い切って休んでしまうのがおすすめです。
休んだ後はフォローしてくれた相手に感謝し、体調が落ち着いたら恩返しをすると、お互い気持ちよく過ごせますよ。

まとめ

①妊娠3週目頃から体調の変化を感じる場合がある。この症状が「妊娠超初期症状」と呼ばれている

②「妊娠超初期症状」を感じる人もいれば、感じない人もいる

③妊娠の兆しはインプランテーションディップ、高温期の二段上がり、風邪のような症状などがある

④体調が悪くても自己判断での薬の服用は避けた方がよい

「妊娠超初期症状」で検索すると、今回ご紹介したもの以外にもたくさんのものがヒットします。
しかし、医学的根拠に乏しいものもありますので、あくまで参考程度に考えましょうね。