血流を良くした方がいいというのは何となくイメージがつきますが、妊活にも影響あるのかな?と疑問に思っていませんか?
実は、血流は意外にも妊活に影響を与えるんです!
今回は、次の内容についてご紹介します。
・血液の働き
・血流が妊活に与える影響
・血流を良くする方法
血液ってどんな働きをしているの?
血液は、主に次のような働きをしています。
①全身に酸素、栄養、ホルモン、熱を運ぶ
②全身から二酸化炭素、老廃物を回収する
③病原体がいないかパトロールする
肺や腸で吸収された酸素や栄養がそのままの場所にとどまっていると、体は活動できません。
また、様々な臓器で作られるホルモンも、作用する臓器へ移動しなければ作った意味がなくなってしまいます。
そのため、これらは血液に乗せて全身に運んでいます。
体が活動すると二酸化炭素や老廃物が生み出されます。
これらが全身にたまってしまうのは、家庭でゴミがどんどん溜まってしまうのと同じような状態です。
家にゴミが溜まり続けると生活できませんよね。
ですから、二酸化炭素や老廃物を吐く息や便として排出するために、これらも血液に乗せて運びます。
また、血液の中には白血球という、病原体と戦う細胞がいます。
白血球は、病原体がいないか常に全身をパトロールして、実際に病原体を見つけたときには退治してくれます。
妊娠するためには血流は重要?
血液の働きからもわかるように、血流が悪くなると、体に悪い影響が出てきます。
これは、妊活にとっても同じです。
栄養やホルモンが子宮や卵巣に運ばれなければ、子宮や卵巣は正常に機能できません。
また、これらの臓器で生まれた老廃物や二酸化炭素も排出してもらわなければなりません。
体が病原体に蝕まれると、全身のエネルギーはそちらの対処に使われてしまいます。
その結果、妊娠するためのエネルギーが子宮や卵巣に届かなかったり、ホルモンの産生が後回しにされたりします。
ですから、妊娠するためにも血流を良くしておくことが大切なのです。
血流を良くするためにはどうすればいい?
運動して血流を良くする
運動をすると筋肉がポンプの機能をしてくれるため、血液の流れが良くなります。
体が温かくなると血流が良くなるので、運動をすることは最も効率よく血流を良くする方法です。
しかし、あまりに激しい運動をしてしまうと、体の中で活性酸素が作られます。
活性酸素は、体を老化させてしまう物質なので、なるべく作りたくないものです。
妊活中の運動は、次のような軽めの全身運動がおすすめです。
・ストレッチ
・ヨガ
・ウォーキング
カイロを貼る
カイロは手軽に体を温めてくれるグッズですね。
カイロを貼る場所によってより効果を発揮できることを知っていますか?
太い血管が走っている首や足首に貼ると、効率的に全身が温まります。
お腹が冷えると全身の熱をお腹に運ぼうとするので、お腹を温めるのも効果的です。
他にも、背中や腰・お尻には大きな筋肉やツボがあるので、ここに貼るのもいいでしょう。
ただし、低温やけどや貼りすぎによるのぼせに気をつけてくださいね。
服装に気をつける
特に冬は露出しているとそこから熱が奪われてしまいます。
うまく重ね着をして、全身の熱を逃がさないようにしましょう。
私はこの2つを実践しています。
①4つの首(首、手首、足首、くびれ)を温めること
②上下で着る枚数を揃える
①の4つの首は、太い血管が走っている場所です。
ここが冷えると、せっかく血液に乗ってきた熱が奪われてしまいます。
ですから、この4か所は出来るだけ露出しないようにします。
スカートや足首が見えるパンツをはくと、お腹や足首が冷えるので注意しましょうね。
②の”上下で着る枚数を揃える”というのは、例えば次のようにするということです。
上半身 → 肌着、ニットの2枚を着る
下半身 → レギンス、デニムの2枚を着る
もう1枚多く着たい時には、上半身も下半身も1枚ずつ服を重ねます。
「頭寒足熱」という四字熟語を知っていますか?
これは、「上半身は冷やして下半身は温める」という健康法です。
寒い日には上半身の服装を多くしがちですよね。
しかし、上半身ばかり重ね着をすると、脳が「体は温かいんだ」と勘違いしてしまうのです。
その結果、体は冷えているのにのぼせてしまう「冷えのぼせ」という状態になります。
私もはじめ半信半疑でこの方法を試しましたが、実際に以前より冷えを感じにくくなりました。
まとめ
①血液は「栄養やホルモンを全身に届ける」「老廃物を全身から回収する」「病原体がいないかパトロール」などの働きをしている
②血流が悪くなると妊活にも悪影響となる
③血流を良くするためには運動、カイロを貼る、服装に注意するとよい
血流を良くするためにの方法は他にもさまざまあります。
次の記事でも詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。
のびのびのんちゃん
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