妊活中のむくみは悪影響? むくみのメカニズムと解消法を紹介!

女性は体がむくみやすいと言われますが、解消したいと思っても、なかなか難しいですよね。
さらに、むくんでいる時は妊活にも良くない状態ということを知っていますか？

今回は、次の内容についてご紹介します。

特に着圧ソックスは正しく使わないと逆に悪影響をもたらしますよ。

体がむくむメカニズムとは？

体がむくむのは血行が悪くなっている証拠です。

体がむくむというのは、細胞に水分がたまっている状態です。
この水分は、血管の中にある血液の水分が血管の外にもれてしまったものです。

とは言っても、これは出血しているわけではなく、人間の体の生理現象です。

血管には動脈と静脈があります。
動脈は心臓から全身へと向かう血管のことです。
動脈を流れる血液は、心臓がポンプとして働いてくれるので勢いよく流れていきます。

一方、全身から心臓へ戻る血管を静脈といいます。
静脈は心臓のようなポンプがありませんから、自然な流れで流れていきます。
ですから、勢いが弱く、流れが滞りがちです。

この滞った血液の水分が、血管の外へ漏れ出すことによってむくみへとつながります。
(ただし、病気が原因でむくみが生じる場合もあります。その場合は、この限りではありません)

妊活にむくみはよくない？

むくみが生じているとき、体の中では血行不良が起きています。
血行不良は妊活にとって良くない影響を与えます。

子宮や卵巣は、血液中の女性ホルモンや栄養をもらって活動しています。
ですから、血行が悪いと、これらの臓器の働きも悪くなります。

特に子宮内膜は血液をもとにして作られますので、血行の悪さは子宮内膜の薄さに繫がります。
つまり、むくんでいる時の体の状態は、妊活にとっても良くない状態ということです。

むくみを解消するにはどうしたらいいの？

日常生活だけでなく妊活にも悪影響を与えるむくみ。
なんとかむくみを改善させたいですよね。

ここからは、むくみ解消法についてご紹介します。

軽い運動をする

ふくらはぎの筋肉を動かすと、下半身にたまった血液を心臓へと戻してくれます。
この効果のために、ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれるほどです。
ですから、ふくらはぎをこまめに動かすと、下半身の血行が良くなり、むくみも解消されます。

手っ取り早いのはウォーキングです。

歩くとふくらはぎの筋肉を使いますし、腕も振ることでより効率的に全身の血液を流すことが出来ます。

立っている時間が長いときは、かかとの上げ下げ運動をするのが効果的です。
座りっぱなしの時は足首の関節を動かすようにすると、ふくらはぎの筋肉が動きますよ。

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お風呂でしっかり温まる

お風呂につかると、体が温まって血行が良くなります。
ですから、シャワーで済ませるのではなく、毎日湯船につかりましょう。

お風呂の温度は40℃くらいのぬるめにし、10～15分つかるのが効果的です。

さらに湯船につかると、全身に水圧がかかります。
この水圧がマッサージ効果となって、むくみがより取れやすくなります。
湯船の中で足先から心臓に向かってマッサージをするとより効果的です。

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妊活中に着圧ソックスは履いてもいいの？

着圧ソックスは手軽にむくみを解消してくれますね。

着圧ソックスは足を締め付けることにより、ふくらはぎのポンプ機能を手助けしてくれます。
その結果、むくみが解消されます。

しかし、着圧ソックスの使い過ぎには気をつけなければなりません。
なぜならば、締め付けによって血行が悪くなってしまうことがあるからです。

血行が悪くなってしまっては、本末転倒です。
血行が悪いと冷えも悪化しますし、着圧ソックスを脱いだ後によりむくんでしまうことも起こりえます。

私も一時期着圧ソックスを穿いていましたが、冷えが悪化してしまい、履いていられなくなりました。

着圧ソックスは正しい使い方をしなければなりません。
正しい使い方とは商品に書かれている使用時間や部位を守るということです。

着圧ソックスには、日中用と就寝用があります。
就寝用のものより、日中用の方が締め付けが強いものが多いのです。

日中用の商品を寝るときに使ってしまうと、1日中血行が悪い状態になってしまいますので気をつけましょう。

まとめ

①むくみの原因の多くは血行の悪さによる

②体がむくんでいるときは血行が悪くなっているので、妊活にとっても良くない状態である

③むくみを解消するには軽い運動や、ぬるいお風呂に10～15分つかるのが効果的

④着圧ソックスは締め付けによってむくみを防止するが、血行不良を招く危険も。正しい使い方を守る。

体がむくむと、体がだるくなりますよね。
このだるさも血行不良が原因です。

こまめに動いて、血液の巡りを良くしてあげましょう！